2011年8月28日日曜日

裏庭巣箱「シキサイ」(APOCシアター)

裏庭巣箱「シキサイ」(APOCシアター)

認知症(?)の母親、施設での出来事、息子と母とのかつての葛藤。白基調の衣装、抽象的な役名(■□と□■)といい白塗り集団のイメージが。それほどの深さもない感じなのだが、全体のイメージに惹かれるところではある。

作・演出 塩路牧子
Cast
市場法子(シアターキューブリック)
えびの(eco minicar)
小笠原ぐみ(ソテツトンネル)
小島啓寿
佐々木恭平(2、1流)
下尾里美
生野和人(ハンザキ)
高野真光(偽鳳蝶)
鷹村遊(the other toy)
津島わかな(天然果実)
中村サトシ
細野肇
50音順
Staff
舞台監督・黒葛野繁之
舞台美術・澁澤萌
振付・東丸
衣裳・まはこ
音響・田島誠治(Sound Gmmick)
照明・萩原賢一郎(アルティプラノ)
宣伝美術・junko
制作・塩田友克
製作・裏庭巣箱

真夏の極東フェスティバル 極東退屈道場「サブウェイ」(王子小劇場)

真夏の極東フェスティバル 極東退屈道場「サブウェイ」(王子小劇場)

地下鉄をめぐる7日間(という態?)、CMやらのなにやらパロディ・ダンスなど大量の情報量。シベリア少女鉄道的と一部で評されたところは、その情報量によって、印象がやや弱まったか。事前情報により期待しすぎた面があるかも。役者のうまさも(シベ少に比べて)も印象薄めたかも。

作・演出/林慎一郎 
振付/原和代
出演あらいらあ、小笠原聡、門田草(FellowHouse)、井尻智絵(水の会)、後藤七重、猿渡美穂、中元志保、ののあざみ

2011年8月27日土曜日

アメウズメ「かいじんぐるーのはなし」(STスポット)

アメウズメ「かいじんぐるーのはなし」(STスポット)

過去の事件(?)をそれぞれ語る態から。小学生時代、街にいた謎の老人(たぶん)、その亡くなったあとに子供の間にひろまった噂。そこから、かつての左翼運動を想起させる活動(小学生の)。こどもをっとしてあの時代を描くというのでもなさそう。ニュータウン(街)の都市伝説ということか?権八さんに見とれてしまう、なにか美少女なんだな。


  • [作・演出] 青木直也

JACROW「明けない夜 完全版」(シアタートラム)

JACROW「明けない夜 完全版」(シアタートラム)

初演を見ているので、細かいところもよく見えるし、完全版ということでばんやりわかった結末もちゃんと把握ということであるが、初見ではどうかな、くどいラストな印象になるかも。二代目社長と従業員の関係がおもしろい、さもありなんであり、昭和である。ハマカワ・秋澤という美形女優を愛人にもってくるあたり、好きだなぁ。

【出演】
前田剛(BQMAP)
今里真
川本裕之
菅野貴夫(時間堂)
ハマカワフミエ
岡本篤(劇団チョコレートケーキ)
浅井伸治
谷仲恵輔
秋澤弥里
峯岸のり子
仗桐安(RONNIE ROCKET)
蒻崎今日子(JACROW)
吉水雪乃(芝居屋風雷紡)
【スタッフ】
舞台美術 青木拓也
照  明 清水朋久
音  響 岡田 悠(One-Space)
衣  装 セオキョウコ(アトリエ picardie)
宣伝美術 川本裕之
舞台写真 鈴木淳
舞台監督 井関景太(るうと工房)
演 出 補 井原謙太郎
演出助手 メトロ=サスケ(ポリタン煉瓦亭) 西山由希宏
制  作 黒田朋子 吉水恭子(芝居屋風雷紡) ますこ(芝居屋風雷紡)
製  作 JACROW
協  力 (株)アルデル・ジロー きんかん屋 スターダス・21 (株)ファザーズコーポレーション フォセット・コンシェルジュ ヘリンボーン 六尺堂

2011年8月26日金曜日

ザ・ミセスフィクションズ「サヨナラサイキックオーケストラ」(上野ストアハウス)

ザ・ミセスフィクションズ「サヨナラサイキックオーケストラ」(上野ストアハウス)

隕石が落ちてくるその日、ビルの屋上に集められた超能力者(?)たち。担当者も自称超能力者たちも社会からは外れたひとたち。よくぞこんなキャラ集めたもんだ。萱は衣装から出オチ、今村のオタク・引きこもりな役はもう、余人にもって替えがたい域です。屋上をあらわす周りのビルのセット、ちゃちなかんじがまた、この芝居にあった感じ。普通に楽しめる作品、いいね。

作・演出
中嶋康太

出演
今村圭佑
岡野康弘
夏見隆太 (以上、Mrs.fictions)
石井舞
萱怜子
菊池祐太(コメディユニット磯川家)
北川未来
松本哲也(Defrosters)

2011年8月21日日曜日

エビス駅前バープロデュース「くすり・ゆび・きり」(エビス駅前バー)

エビス駅前バープロデュース「くすり・ゆび・きり」(エビス駅前バー)


"離婚式のためにエビス駅前バーに集まった夫婦とそれを取り巻く友人たちのどうしようもないダメなオトナの群像劇"。しんのつよい引っ掻き回し役のだてあずみと引き気味でも力強い妻役の鈴木麻美の対照、実はけなげさが漂う中村貴子、いいなぁ。

脚本:米内山陽子(トリコ劇場)
演出:板垣雄亮(殿様ランチ)
出演:伊丹孝利(宇宙食堂)/山﨑雅志(ホチキス)/島田雅之(DART'S)/平塚正信(殿様ランチ)出演:中村貴子/鈴木麻美/田中千佳子/だてあずみ。(TRAPPER/Minami Produce)
制作:松島瑞江(エムチキビート)/内野真理(劇団イノコリ)
企画・製作:有限会社エーライツ 井上淳 

DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」(シアターグリーン BOX in BOX THEATER)

DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」(シアターグリーン BOX in BOX THEATER)

 チェルノブイリ、という台詞は1回くらいしかなかったように思うが、まさにその近郊の汚染された村。動物、子供らに障害がおこり、でも住む村人たち。原発消火活動でなくなった消防士の妻に偏見からの差別、村外からきた兄弟、日本人カメラマン。いま、日本のこの状況で再演というのは賭けではあったろう。しかし直接的でないが確実な作品力(初演時の理解度はどうだったのか逆に気になる)、そして息を抜けるちょっとした台詞、さすがである。猫役(!)という佐賀が重さを中和するような感じで、なんか素敵。あと石丸の妻の力強さも印象的。

作・演出
作・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)
会場
池袋シアターグリーンBox in Box(→地図
公演日程
2011年8月20日(土)~8月28日(日)
出演
東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、若林えり(以上、DULL-COLORED POP)、石丸さち子(Theatre Polyphonic)、井上裕朗(箱庭円舞曲)、加藤素子(さいたまゴールド・シアター)、佐賀モトキ、芝原弘(黒色綺譚カナリア派)、田中のり子、細谷貴宏、百花亜希、守美樹(世田谷シルク)、吉永輪太郎
スタッフ
舞台監督:棚瀬巧+至福団 照明:松本大介 美術:土岐研一 制作:北澤芙未子(DULL-COLORED POP)、会沢ナオト(劇団競泳水着/mono.TONE) 演出助手:元田暁子(DULL-COLORED POP)、南慎介(Minami Produce)、海野広雄(オフィス櫻華)、竹田悠一郎 宣伝美術:鮫島あゆ(DULL-COLORED POP)×堀奈津美(DULL-COLORED POP/*rism)
協力
青山小劇場、アトラプト・カンパニー、オフィス櫻華、劇団競泳水着、黒色綺譚カナリア派、Theatre Polyphonic、青年団、世田谷シルク、T1project、箱庭円舞曲、松本デザイン室、Minami Produce、mono.TONE、ライドアウト、(株)ワーサル、医療法人社団 宇都宮病院