2012年3月31日土曜日

643ノゲッツー「ヒューマンエラー」(OFFFOFFシアター)

643ノゲッツー「ヒューマンエラー」(OFFFOFFシアター)


劇場の照明を使わず、ほぼ役者手持ちの照明。意図は後半にわかるのだが、相当後半で、長い間陰影礼賛かと思ってた。ネタ的にはスポンジと被るところがあり、こちらのほうがやや自省的かなと。こういう芝居とはついぞ思わず、だてに青年団演出部ではないなと。それにしても谷仲はいつもやりきれないさが残る役だなぁ、うまい。


脚本・演出
ひがし じゅんじ

出演

伊藤毅(643ノゲッツー/青年団)
海老根理
松本寛子
須藤真澄
橘知里(劇団ドアのぶ)
杉原幸子
野仲真司(もざいく人間)
酒井杏菜
大塚実紀子
谷仲恵輔

演出助手:清水ぇりな 羽原寛子

舞台監督:横川奈保子

音響:余田崇徳

照明プラン:東順司

照明操作:出演者全員

実弾生活「9」(ハイジアV-1)

実弾生活「9」(ハイジアV-1)

オムニバスコントライブ。こんだけのゲスト女優なら見なきゃね、って。伊藤さん最年長なんですね、あぁ。


出演
成田優介
ジャンボ仲根jr.
もっち[おかえりママ]
倉田哲史[がっつきたいか]

伊藤美穂
深澤千有紀[ブルドッキングヘッドロック]
谷部聖子[ペテカン]
中尾ちひろ[温泉きのこ]
小山まりあ

2012年3月26日月曜日

スポンジ「魚のいない水槽」(サンモールスタジオ)

スポンジ「魚のいない水槽」(サンモールスタジオ)

塩釜の美容院、といって震災がメインではなく、埼玉のストーカー殺人をモチーフに、前科者の問題を。そういう展開が読めない前半のさりげなさのうまさ、後半の早い展開なかの不気味さ。一概に言えない何かを考えた。


作・演出 中村匡克

CAST 井澤崇行、太田幸絵、菊池春美、如月萌、杉山雅紀、立浪伸一、戸枝尚、中村祐樹、前彩子、牧野はやと、森山静香

2012年3月25日日曜日

演劇ユニット・リッチ「セコ」(千住芸術村)

演劇ユニット・リッチ「セコ」(千住芸術村)

ギャラリーとはいえ、古民家ですな、味わい深いかどうかはわからいないが。伝説の(?)の画家の記念館かなにか、今日は閉館日。偶然訪れた客と主人と周辺のひとたち。山田の勘違いキャラ鉄板すぎてうまいわ。市場の暗いかんじのすばらしさ、いいな。
【脚本・演出】
久保裕章
【出演】
ミナハ
市場絹枝
松下幸史(動物電気/乱雑天国)
中尾ちひろ(温泉きのこ)
柴山美保
橋本美和
ヨシケン(動物電気)
松木大輔
  ・
山田伊久磨(エッヘ)

年年有魚「春風」(駅前劇場)

年年有魚「春風」(駅前劇場)

休職中の女教師の実家の喫茶店、町のお祭りのゲスト芸能人の控え室に。エピソードでの安東・辻川・平田、松下のおかしさが素敵。いつもとはやや趣の違うトツカやいつものイケメンバカではい山下もおもしろい。教師の話がどうつながるのか、最後までなにかあるかと思ったのだか、ゆるく完了えはあった。

作・演出 森下雄貴*


出演

平田暁子*
トツカユミコ*
前有佳*
安東桂吾
小谷美裕
岩堀美紀
岡田昌也
松下知世
吉岡そんれい
アワヤ鮎美
山下豪
南場四呂右
今城文恵(浮世企画)
辻川幸代(ニュアンサー)
(*……年年有魚) 
STAFF
舞台監督 吉川悦子
舞台美術 仁平祐也
照  明 上川真由美
音  響 井川佳代
音  楽 南場四呂右
撮  影 清水俊樹
制  作 飯沼久美子*
協  力 駅前劇場
Krei inc.
ニュアンサー
浮世企画
新宿眼科画廊
ヒトソラ
(順不同・敬称略)
企画・製作 年年有魚


2012年3月24日土曜日

趣向「三月十一日の夜のはなし/わたしのお父さん」(STスポット)

趣向「三月十一日の夜のはなし/わたしのお父さん」(STスポット)

戸谷の頭いいけど、普通の女子大にいったという設定、なんだかおかしいくていい。

「三月十一日の夜のはなし」
(一人芝居 出演:斉藤まりえ)
「わたしのお父さん」
(三人芝居 出演:浅見臣樹、小田さやか、戸谷絵里 2010年上演「Sky Burial」を改題)

作・演出 オノマ リコ

スタッフ
照明 :南香織
音響 :杉山碧
舞台美術:富永美夏、佐々木啓成
宣伝美術:杉崎壮一(FRAN)
制作協力:佐々木啓成

ミクニヤナイハラプロジェクト「幸福オンザ道路」(横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール)

ミクニヤナイハラプロジェクト「幸福オンザ道路」(横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール)

よくわかんない、が動きの面白さ、守とかの、はいいなと。アフタートークで皆わからなかったらしく、なんか安心。

光瀬指絵 ■ Mitsuse Yubie
鈴木将一朗 ■ Suzuki Shoichiro
NIWA
守美樹 ■ Mori Miki
柴田雄平 ■ Shibata Yuhei
たにぐちいくこ ■ Taniguchi Ikuko
米田沙織 ■ Yoneda Saori

舞台監督:鈴木康郎、湯山千景
舞台美術:細川浩伸(急な坂アトリエ)
照明:木藤歩
宣伝美術:石田直久
イラスト:アベミズキ
企画・制作:プリコグ

主催:ミクニヤナイハラプロジェクト
共催:横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助成:芸術文化振興基金
後援:神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
特別協力:急な坂スタジオ
協力:STスポット

2012年3月21日水曜日

わっしょいハウス「まっすぐ帰る」(アトリエヘリコプター)

わっしょいハウス「まっすぐ帰る」(アトリエヘリコプター)

こども~高校生くらい?のエピソードの断片をつなぎ合わせたような、ゆるくもありここちよく見られる感じ。なにもない素舞台でぬいぐるみを置きスペース区切る演出もおもしろ。

作・演出/犬飼勝哉
 
出演/浅井浩介
    椎橋綾那
    鈴木明日香
    坊薗初菜
    宮部純子(五反田団)
 
 
照明/山口久隆(S-B-S)  舞台監督/白木善史(T.S.M.)
透明制作/川添真琴     宣伝美術/bejunko

2012年3月18日日曜日

サイバー∴サイコロジック「掏摸―スリ―」(OFFOFFシアター)

サイバー∴サイコロジック「掏摸―スリ―」(OFFOFFシアター)

原作を読みたくなった、なんとなくかなり忠実に脚本にしてるのではないか。種明かし的なシーンの前までが苦行的な冗長感がもったいない。芝居も平板な感じで、残念。

出演者

白井肉丸(サイバー∴サイコロジック
平平平平(サイバー∴サイコロジック
松澤孝彦(サイバー∴サイコロジック

荒川ユリエル(拘束ピエロ
勝山智世
黒沢佳奈
澤田一輝(ジャスティスプロダクション
定塚ユリカ(アステカダイナマイト)
武子太郎(クロムモリブデン
浜崎仁史
松島やすこ
横田総之
李そじん


スタッフ

原作: 中村文則(河出書房新社刊「掏摸[スリ]」(第4回大江健三郎賞受賞作))
脚本・演出: 松澤孝彦
舞台監督: 土居歩
舞台美術: 坂本遼
音響: 田中亮大
照明: 吉村愛子(Fantasista?ish.
小道具: 白井肉丸、定塚ユリカ
宣伝美術: 南裕子(milieu design
舞台写真撮影: 奥山郁
映像撮影: 木下幸太郎
プリンティングディレクター: 青山功
演出助手: 栗原香、三瓶美菜
当日運営: 塩田友克
制作: 伊崎亜津子
製作: サイバー∴サイコロジック
協力:
(株)トゥインクル・コーポレーション(株)河出書房新社フォセット・コンシェルジュ
ジャスティスプロダクション、アステカダイナマイト、拘束ピエロ、クロムモリブデン、
舞台美術研究工房 六尺堂、milieu design、(株)リトルウイング、Fantasista?ish.

ジェットラグプロデュース「小田急線で会わせに行きます」(ゴールデン街劇場)

ジェットラグプロデュース「小田急線で会わせに行きます」(ゴールデン街劇場)

母親の葬儀で久しぶりに顔を合わせた仲の悪い対照的な姉妹。地味な姉の恋に舞い上がるさまはかわいい(金沢!)。ただ単なるコメディーといっては酷だが、それだけ感があったのはたしか。根本宗子はこんなふつーじゃないだろうとは思った。

作:根本宗子(月刊「根本宗子」)
演出:山崎洋平(江古田のガールズ)
出演:富田麻紗子(aji) 金沢涼恵(クロムモリブデン)
吉田能(PLAT-formance) 佐々木光弘(猫☆魂)
スタッフ:
照明:工藤雅弘(Fantasista?ish) 音響:池田野歩 美術:秋友久実
舞台監督:鳥養友美 宣伝美術:河野文明(題字:イム乃化子)
宣伝写真:関根一秀 宣伝協力:林 弥生 衣装協力:奥村あずさ(aji)
演出助手:荒 弓倫(江古田のガールズ) 制作:ジェットラグ、√ac
ラインプロデューサー:武藤博伸 プロデューサー:阿部敏信
企画・製作:ジェットラグ

スミカ「囁く夜と飴玉のいくつか」(百想(re:tail別館))

スミカ「囁く夜と飴玉のいくつか」(百想(re:tail別館))

午前の公演、主として自然光のみ、曇天ということもあり、やや暗い室内の白主体の衣装が映える。夜とか違うかんじなのだろうか。2人芝居4話、なにがあるわけでもないとりとめもない話といってはなんだが、ここで、日曜の午前、ということで雰囲気が腑に落ちる、というのか。

◎脚本/演出◎
原田 優理子

◎出演者◎
サキ ヒナタ
菅野 貴夫(時間堂)
村上 直子(ホチキス)
園田 裕樹(はらぺこペンギン!)

2012年3月17日土曜日

DULL-COLORED POP「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」(アトリエ春風舎)

DULL-COLORED POP「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」(アトリエ春風舎)


「人間の最も暗くグロテスクな一面を、あくまでポップに描きたい、僕たちDULL-COLORED POP。」、確かに母親のグロテスクな面が描かれてはいるが、猫(百花猫かわいい)や、男が演じる母なので、重くならず、さらり(でもないか)と描かれている。実はそーとーグロテスクな話ではある。終演後のトークゲスト、小松みちるも本人のダーク話をさらり、さすが劇作家。

作・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)

出演:
東谷英人、大原研二、塚越健一、なかむら凛、堀奈津美、百花亜希、若林えり(以上DULL-COLORED POP)、佐野功

スタッフ:
演出助手:元田暁子(DULL-COLORED POP) 照明:松本大介 美術協力:土岐研一 宣伝美術:山下浩介 宣伝写真:堀奈津美(*rism/DULL-COLORED POP) 制作:鮫島あゆ&グラマラスキャッツ
協力:
青年団、こまばアゴラ劇場、アトラプト・カンパニー、松本デザイン室、(株)ワーサル、ほか











  


2012年3月9日金曜日

セキララ「ヤクルトレディの憂鬱」(ギャラリ LE DECO)

セキララ「ヤクルトレディの憂鬱」(ギャラリ LE DECO)

「インスタント演劇」、通りかかった本物さんが観にきたいといっていて、来なくてよかったとか、いやそういう心配な内容ではある。ラストは、また外に出てハプニング的なものなのだが、うまくいきはまりましたな(タクシーを捕まえられた)。

寺西麻利子 × 帖佐寛徳

2012年3月4日日曜日

あひるなんちゃら「まあまあだったね。」(OFFOFFシアター)

あひるなんちゃら「まあまあだったね。」(OFFOFFシアター)

喫煙禁止になった喫煙室での駄弁ではある。宇宙飛行士役の佐藤がいつもとまったく違う演じ方が異常に面白い(コントでもやらんだろ、こんなには)。たんたんと流れるが隙の無いつくりに感心する。


脚本・演出
関村 俊介

出演
根津 茂尚
関村 俊介

江崎 穣[ハリケーンディスコ]
佐藤 達[劇団桃唄309]
澤 唯[サマカト]
三瓶 大介
永山 智啓[elePHANTMoon]
堀 靖明
三枝 貴志[バジリコFバジオ]
渡辺 裕也

スタッフ
照明:古川睦子 / 音効:星野大輔 / 音楽:綱島慎平 / 舞台にあるもの:コマツバラミワ / WEB:ムー / 宣伝美術:垈 / 写真撮影:たばたまみ / 協力:なんわりなんわり、イマジネイション、株式会社ヘリンボーン / 公式サポーター:日栄洋祐、伯美乃里 / 制作:中川加奈子、塩田友克 / 企画・製作:あひるなんちゃら

2012年3月1日木曜日

KAKUTA「Turning Point」(ザ・スズナリ)

KAKUTA「Turning Point」(ザ・スズナリ)

作家3人演出3人による連作、二人の女性の10代~30代の話である。オープニングはなにか無理やりというか、他の話から浮いている、というかディテールを引き継いでもらえなかったのかちょっと異質(と自分は思ったが)。野沢が大きく前に出る感じがうれしいし、高山・桑原のオーバーキャラも楽しい。過剰なものが適度な味付けに見える、さすがのKAKUTAでした。


キャスト

成清正紀 若狭勝也 大枝佳織 原扶貴子 野澤爽子 
高山奈央子 馬場恒行 佐賀野雅和 ヨウラマキ  桑原裕子

木下智恵
冠仁(円盤ライダー
武藤心平(7%竹
鳥島明(はえぎわ
熊野善啓(劇団チャリT企画
長尾長幸(劇26.25団
前田勝


スタッフ

作:堤泰之・金井博文・桑原裕子
演出:堤泰之・山崎総司・桑原裕子
舞台監督:野口毅
舞台美術:田中敏恵
照明:宮野和夫
音響:島貫聡
選曲:真生
演出助手:田村友佳
演出部:小島木の実
衣装:山崎留里子
宣伝美術:川本裕之
宣伝写真:相川博昭
宣伝ヘアメイク:中西瑞美
Webデザイン:小林タクシー(ZOKKY)
制作:前川裕作・堀口剛
制作助手:四柳ナンシー
企画・製作:K.K.T
The other members:松田昌樹・横山真二
協力

MC企画 尾木プロTHE NEXT ギフト 
スペースクラフト・エンタテインメント
東宝芸能 ノックス