2011年8月21日日曜日

DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」(シアターグリーン BOX in BOX THEATER)

DULL-COLORED POP「Caesiumberry Jam」(シアターグリーン BOX in BOX THEATER)

 チェルノブイリ、という台詞は1回くらいしかなかったように思うが、まさにその近郊の汚染された村。動物、子供らに障害がおこり、でも住む村人たち。原発消火活動でなくなった消防士の妻に偏見からの差別、村外からきた兄弟、日本人カメラマン。いま、日本のこの状況で再演というのは賭けではあったろう。しかし直接的でないが確実な作品力(初演時の理解度はどうだったのか逆に気になる)、そして息を抜けるちょっとした台詞、さすがである。猫役(!)という佐賀が重さを中和するような感じで、なんか素敵。あと石丸の妻の力強さも印象的。

作・演出
作・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)
会場
池袋シアターグリーンBox in Box(→地図
公演日程
2011年8月20日(土)~8月28日(日)
出演
東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、若林えり(以上、DULL-COLORED POP)、石丸さち子(Theatre Polyphonic)、井上裕朗(箱庭円舞曲)、加藤素子(さいたまゴールド・シアター)、佐賀モトキ、芝原弘(黒色綺譚カナリア派)、田中のり子、細谷貴宏、百花亜希、守美樹(世田谷シルク)、吉永輪太郎
スタッフ
舞台監督:棚瀬巧+至福団 照明:松本大介 美術:土岐研一 制作:北澤芙未子(DULL-COLORED POP)、会沢ナオト(劇団競泳水着/mono.TONE) 演出助手:元田暁子(DULL-COLORED POP)、南慎介(Minami Produce)、海野広雄(オフィス櫻華)、竹田悠一郎 宣伝美術:鮫島あゆ(DULL-COLORED POP)×堀奈津美(DULL-COLORED POP/*rism)
協力
青山小劇場、アトラプト・カンパニー、オフィス櫻華、劇団競泳水着、黒色綺譚カナリア派、Theatre Polyphonic、青年団、世田谷シルク、T1project、箱庭円舞曲、松本デザイン室、Minami Produce、mono.TONE、ライドアウト、(株)ワーサル、医療法人社団 宇都宮病院

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